Kazuko Fun Club

スカイネット・ワン
「ロンドン発1200字」の松尾和子氏が、
日本の読者のためにお届けする1冊 !!

これほど詳細にわたり体験を語ったものは珍しい
元英国SAS隊員ジム・ショートの証言
 
つねに第一線に身を置き、アフガニスタンからヨーロッパ、アフリカまで対テロリスト対策、要人警護の指導に奔走! 世界の裏を知り尽くした“究極のプロ”による迫真の証言!

発行所:講談社
定価:本体1900円(税別)
発行年月日:2002年8月27日
サイズ:188×128mm:242ページ
ISBN4-06-211354-6
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闇の
特殊戦闘員

テロと戦うプロフェッショナル

ジム・ショート
[元英国SAS隊員]=著
松尾和子=訳

イギリスの特殊部隊SAS(スペシャル・エア・サービス)は、世界一の特殊部隊とイギリスが自負している組織だが、今までSASの元隊員の証言は、特定の任務についてのものが主であった。

本書の中で、私はその入隊から訓練にいたるまでの体験を述べてみた。隊員の多くがSASを辞してなお似たような職業につき、世界中で活躍していることはあまり知られていない。故ダイアナ妃のボディガード、トレバー・リース=ジョーンズも元SAS隊員である。

私は、SASを辞した現在は、要人警護、対テロ対策などを訓練する組織IBA(国際ボディガード協会)の代表となり、世界各地へ訓練に出かけている。一流国において、警察庁長官が狙撃されることなどあってはならないことなのである。
(本文より抜粋)

第1章 テロ対策の掟・・・スペシャリスト養成作戦
第2章 究極のプロ戦士たち・・・特殊部隊SASの真実
第3章 世界情報戦略の裏側を見た!・・・民間特殊諜報部隊の闘い
第4章 アフガニスタン単独行・・・ゲリラ戦における「特殊部隊」とは
第5章 マスード将軍暗殺・・・要人警護・市民防衛を強化せよ
おわりに・・・日本への警告

1992年ラトビアの特別警備隊(現在は特殊部隊オメガ)の訓練に同行取材。

左がジム・ショート氏。カラシニコフを射撃する松尾和子氏(手前)と、本書を企画した写真家の栗原秀夫氏(奥)。

プロフィール
●ジム・ショート(Jim Shortt)
軍事アドバイザー・IBA(International Bodyguard Association・国際ボディガード協会)代表。1953年英国に生まれる。フランシスコ会で修行をした後、英陸軍空挺隊に志願。空挺隊在籍中に推薦されてSAS第21連隊に入隊。1980年に除隊した後は、主にIBAの仕事に従事している。旧西側の軍人として初めてソ連(当時)の空挺隊アカデミーへの体験入隊を認められる。アフガニスタン、パプアニューギニアなど世界各国で活躍。

著者のジム・ショート氏は6歳のときから柔術を学び、その影響から一時は「禅」の修行を志したこともあるという親日家だ。SASに推薦されたのも空挺隊所属時に柔術を応用した「徒手格闘」を海兵隊に教えていたことがきっかけになったそうだ。

訳者の松尾和子氏とジム氏との出会いは1985年にさかのぼる。ロンドンのテムズ川南にあるバタシー公園で開かれた「日本の夏祭り」でのこと。4階の事務所へダンボール箱を1つずつもって上がるのに、みんながふうふう息をついている中、一人平然と2〜3個を持ち走って上がるジムの姿を目にした松尾氏は、不思議に思い「普段はどんな仕事をしているのか」と聞いたことから始まった。以来親交を深め、92年にはIBAのラトビアでの訓練に同行した。

SASについての書籍はいつくか出版されているが、これほど詳細にわたり体験を語ったものはないだろう。それはジム氏と松尾氏の信頼関係があってこそ実現したことなのだ。